食の偏りが引き起こす肌トラブルとは?美肌を保つための秘訣!

食の偏りが原因で肌トラブルが発生することをご存知でしょうか?

美しい肌を保つためには、外側からのケアだけでなく、内側からの栄養補給が欠かせません。

今回は、食生活の偏りが引き起こす肌トラブルとその予防法について解説します!

食の偏りが肌に与える影響

普段の食事が肌に与える影響はとても大きいです。

私たちの身体は日々の食事から栄養を得ており、食の偏りから栄養が不足または過剰になることで身体のバランスが崩れ、肌トラブルとして現れます。

ここでは食の偏りから発生しやすい肌トラブルについて解説します。

乾燥肌

肌は新しい細胞へ生まれ変わる「ターンオーバー」という仕組みがあります。

ターンオーバーが正常な周期で保たれていると、健やかな潤いのある肌を維持することができると考えられています。
しかしながら、食生活の乱れからタンパク質やビタミンAなどが不足すると、水分を保持するバリア機能が低下します。
そのため、水分がうまく保てなくなるため、乾燥肌を引き起こす原因となります。

ニキビ

ニキビは、脂質や糖分の過剰摂取により、身体の機能が不安定になり皮脂の分泌を促進する可能性があります。

皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなり、これがニキビの原因になります。

また、便秘により腸内環境が悪くなると、有害物質が発生するためニキビを引き起こすと要因とも言われています。

くすみやシミ

肌代謝の低下により、シミやくすみの原因となるメラニンを作り出します。

また、抗酸化作用のあるビタミンCやEなどが不足すると活性酵素が派生するため、紫外線などの外的要因から肌を守れなくなります。
そのため、健康な細胞まで酸化させ、シミができやすい肌になります。

肌に悪影響を与える食事とは

日常的に偏った食事を続けていると、肌はその影響を受けてしまいます。

具体的にどのような食事パターンが肌トラブルを引き起こすのでしょうか。

糖質や脂質の過剰摂取

糖質を過剰に摂取すると、体内で「糖化」という現象が起こります。

糖化は、体内の余分な糖がたんぱく質と結びつき、熱により「AGEs」(終末糖化生成物)と呼ばれる悪玉物質を作り出します。
それにより、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンが硬化することにより肌がたるんだり、シワができやすくなるなど肌トラブルの原因となりさまざまな悪影響を及ぼします。

野菜や果物の摂取不足

野菜や果物には、肌の代謝を助けるビタミンやミネラル、そして抗酸化物質が豊富に含まれています。

特にビタミンA、C、Eは、肌の健康を保つために重要です。
ビタミンは、野菜や果物に豊富に含まれますのでこれらの栄養素が不足すると、肌のターンオーバーが遅くなり、くすみや乾燥が目立ちやすくなります。

水分不足

私たちの身体の約60%は水分が占めています。

肌の潤いも、水分が大きな役割を果たしています。
十分な水分を摂取しないと、肌が乾燥しやすくなり、乾燥肌を引き起こす原因にもなります。
肌の水分保持力が低下すると、カサカサしたり、シワが目立つようになることがあります。

美肌を保つための栄養素

肌トラブルを防ぐためには、さまざまな栄養素をバランス良くとることが重要です。

主に以下の栄養素は、美肌を保つために重要な役割を果たすため積極的に摂取するよう心がけましょう!

ビタミンC

ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるだけでなく、コラーゲンの合成を助ける働きがあり、肌のハリや弾力を保つために欠かせない栄養素です。

また、抗酸化作用やシミのもととなる「メラニン色素」合成を抑制して皮膚に沈着するのを防ぐ役割を担っています。

ビタミンCが多く含まれる食材は、ブロッコリー、パプリカ、いちごやキウイなどがあります。

ビタミンE

ビタミンEは強力な抗酸化作用を持っており、過酸化脂質に変わりやすい細胞膜の酸化を抑制し、肌を紫外線や外的ダメージから守ります。

細胞膜の酸化は老化に繋がるため、ビタミンEは「若返りのビタミン」としても有名です。
また、血行を促進し、肌に栄養素をしっかり届ける役割も果たします。

ビタミンEが多く含まれる食材には、アーモンドやかぼちゃ、うなぎ、アボカドなどがあります。

オメガ3脂肪酸(不飽和脂肪酸)

脂肪酸は、構造の違いから飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。

オメガ3脂肪酸と呼ばれる不飽和脂肪酸は健康的な細胞合成に必要な栄養素で積極的な摂取が進められています。

脂質が不足してしまうと肌が乾燥しやすくなり、肌トラブルを予防するためにも適量の摂取は欠かせません。

オメガ3脂肪酸は、青魚に多く含まれており、さばやあじ、えごま油などから摂取することができます。

タンパク質

タンパク質は、皮膚を構成するコラーゲンの材料です。

不足すると、肌のターンオーバーがうまく行われなくなり、角質が溜まることで肌トラブルに繋がります。
また、肌の弾力を保つコラーゲンの生成が正常に行われず、肌のハリや弾力が失われます。

タンパク質は、動物性タンパク質、植物性タンパク質がありますが、どちらも重要です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを適量摂るようにしましょう。

美肌を保つために心がけたい食習慣

食生活の改善で肌トラブルを予防するためには、以下のポイントに注意して日々の食事を見直してみましょう。

栄養バランスのとれた食事

栄養素の偏りをなくし、ビタミン、ミネラル、たんぱく質、良質な脂質を意識的に摂取することが大切です。

ですが、毎日忙しい中で自炊で食事の準備をすることも大変ですよね。
外食やコンビニ食に頼る際も、主食、主菜、副菜をバランス良く組み合わせることが大切です。

なるべく加工食品やジャンクフードに偏ることなく、栄養価の高い食材を選ぶことをおすすめします。

規則正しい食事

仕事などで食事の時間が不規則だったり、間食に頼りがちだと、体内リズムが乱れ、肌に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

そのため理想は、1日3食決まった時間に食べることで、体内のリズムが整いやすくなり、消化や代謝がスムーズに行われ腸内環境も整いやすくなります。

美肌を保つためには、規則正しい食事で腸内環境もきちんと整えてあげることもポイントの1つです。

十分な水分補給

美肌を保つためには、十分な水分補給も大切です。

水分補給には、水はおすすめですが白湯や紅茶、ビタミン類が含まれた飲み物なども適しています。
ただし、ジュースやスポーツドリンクなどの摂りすぎは、糖分を摂取しすぎることにもつながりますので注意が必要です。

1日1リットル~1.5リットルを目安に意識的に水分をしっかりと摂り、肌の水分バランスを保ちましょう。

まとめ

今回は、食の偏りが引き起こす肌トラブルとその予防法について解説をしましたがいかがでしたでしょうか?

もちろん外側からのケアも大切ですが、なかなか良くならない肌のトラブルは食事からの内面のケアも非常に重要です。

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WRITER

この記事を書いた人

友松 春奈 Tomomatsu Haruna

管理栄養士 / パーソナルトレーナー

経歴
2019年3月 柔道整復師(国家資格)取得
2022年11月 スポーツ栄養医学指導士取得
2023年3月 管理栄養士(国家資格)取得
現在
パワーリフティング選手として活動しながら、管理栄養士兼パーソナルトレーナーとして、プロのアスリートからさまざまな年齢層の方のダイエットをサポート。