SPECIAL 食事と健康の背景について
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生活習慣病は
国民医療費の増大に繋がる生活習慣病とは、生活習慣が原因で起こる疾患の総称です。時に重篤な疾患の要因となっており、食事・運動・喫煙・飲酒・ストレスの生活習慣が深く関与しています。以前は「成人病」と呼ばれていましたが、成人であっても生活習慣の改善によって発症予防が可能であり、どの世代でも発症の可能性があることから厚労省が「生活習慣病」と改称することを提唱しました。
生活習慣病は国民医療費の約3割を占め、死亡数の割合では約6割を占めるといわれています。日本では少子高齢化の関係により国民医療費は増加の一途をたどり、6割は65歳以上の医療費が占めるなど、その割合は年々増えているのが現状です。生活習慣の一つである「食事」は健康に大きく関わってくるので、日頃の食生活を一緒に見直していきましょう。 -
健康寿命を伸ばすには?
日本における社会経済の変化とともに、急激な少子高齢化が進む中で、日本は国民一人ひとりが心身ともに健康な状態で生活できるような取り組みを行っています。そこで課題とされているのは、「健康寿命の延伸」です。健康寿命とは「健康上の問題がないうえに、日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。
健康寿命を延伸させるためには、生活習慣病の発症を予防し、国民の健康増進を形成する「栄養・食生活・身体活動・運動・休養・飲酒・喫煙および歯・口腔の健康に関する生活習慣の改善が重要」であるといわれています。健康寿命は、食事や運動など日々の生活に気をつけるだけで、延伸することが可能です。そこでTSUMUGUでは、人生の健康的に過ごせる期間を延ばし、より良いものになるように「栄養・食生活」の面からサポートいたします。 -
健康という字の歴史
日常的に使われている「健康」という言葉ですが、最初に使いはじめたのは日本だといわれています。健康の語源は中国の「健体康心」といわれていますが、中国では過去も現在も「健康」という言葉は使われていません。「健康」が最初に記されたのは江戸時代中期の1751年、第8代将軍徳川吉宗と江戸町奉公大岡越前守忠相が相次いで亡くなった年で、それまでは「健やか・達者・元気」などといわれていました。
しかし、静岡県沼津市にある松蔭寺の禅師白隠慧鶴が法話の中で「健康」を使いはじめたことから、その法話を記述した仮名法話「於仁安佐美」の中ではじめて「健康」と記述したのです。その後、「健康」が国民的に使われだしたのは、明治になってからといわれており、福沢諭吉が「学問ノススメ」「文明論之概略」などで使用したことで常用語になっていったのが「健康」という言葉の歴史といわれています。